2013年8月31日土曜日

日本でベトナム料理の屋台はできない?

路上のイモ天屋さん vzone.vn
●ベトナム料理屋台に保健所の許可はでるか?
ベトナム人のグループが、お祭りでベトナム料理を出したいというので、確認のため保健所に行って相談をしてみました。

カフェをやっている友人から、保健所の許可はかなり大変と聞いていたのですが、ホント大変です。
まず、「手洗いが必要」これはまあ当たり前です。「作ったたれをかけるのはだめ」これでヌォックチャムはアウト。「生野菜はだめ」生野菜のない春巻きって?。とうぜん生春巻きはだめ。さらに臨時営業許可を受けると16000円かかります。

もともと保健所の許可って、テキ屋さんの縁日の屋台みたいなものを想定しているので、許可料も高いし、単純なものを売ることを想定しているんですよね。
本当はよく気をつけて、長時間売らないようにすれば、衛生状態は保てるんですが、保健所としては許可を厳しくしてしまうんでしょうね。

●屋台のない町はさびしい
しかし、もしこの基準で言ったら、今ベトナムにある屋台の99.9パーセントは閉店になってしまいます。冷蔵庫も水道もないしね。屋台がない町というのは、かなりさびしいです。
それに、レトルトや冷凍品を温めるだけで出す屋台料理もかなりつまらないです。


2013年8月23日金曜日

おすすめ アジアの家庭おやつの本「綺麗になるアジアのお菓子」

近所の本屋さんの新本安売りで、アジアのおやつの本「綺麗になるアジアのお菓子」を見つけました。500円と安かったです。カンボジア出身の人が書いた本ですが、かなりベトナムのおやつと共通のメニューがあります。

たとえば、里芋の一種の八頭(ヤツガシラ)のチェー、トウモロコシのチェー、餅米と豆のチャーなど、畑でとれるもの、家庭にあるもので作った、やさしいおいしさのものが多くて、おすすめです。
きっとお婆さんやお母さんの味なんでしょうね~(いや、ベトナムでは家事をパパがやるそうなので、お父さんの味かも)

書名:綺麗になるアジアのお菓子
著者:ユンリー・カクタ
出版社:アスペクト
2000年出版 絶版ですが今でもアマゾンなどで買えます。

ついでですが図書館の本のリサイクル(古い本を市民がもらえる)で、「アジアのエスニック料理入門」をもらいました。こちらも絶版になった本で、ラッキーでした。
書名:新版 アジアのエスニック料理入門
著者:黄華月(こうかげつ)
出版社:千早書房
1993年出版 絶版ですが今でもアマゾンなどで買えます。

2013年8月17日土曜日

ベトナムのお寺で盂蘭盆会の精進料理

ついに名古屋にもできたベトナムのお寺で、盂蘭盆会(お盆の行事)がありました。
料理は当然、精進料理(アンチャイ)、みんなで準備して、おいしくいただきましたよ。

1 精進バインクオン

水で戻した四角いバインチャン(ライスペーパー)に、キュウリ、レタス、豆腐で作ったハムをのせて、しょうゆのたれをかけて食べます。

2 精進揚げ春巻き

 戻した春雨、千切りにしてあげた里芋を、バインチャン(ライスペーパー)に包んであげます。とてもおいしいです。

3 魚の天ぷらもどき

 ごま?バジルシード?、いも?を魚のような天ぷらにします。
 唐辛子のたれで食べます。(唐辛子は食べてもいいんですって)

4 チャンミエン(デザート) チェータップカム(五目チェー)

細かく切った干し椎茸、細く切ったキクラゲ、白玉、大豆、いもをココナツミルクで煮ます。冷やして食べるのもいい。

5 チャンミエン(デザート) ラオカオ(寒天)

台所昔みたい

2013年8月14日水曜日

ベトナム人夏祭り 食べ放題

鶴舞公園で行われたベトナム人夏祭り&カラオケ大会に行ってきました!
かんじんの誘ってくれた人が来なくて泣きそう~~と言いながら、自分もしっかり生バンドで歌って帰ってきました。(これってカラオケ大会でなく生オケだよね)
アオバーバー着ていきましたから、田舎のばあさんのようで、私、ちょっと人気でしたよ

食べ放題の手作り料理は、奥から
・砂肝のおこわ
・揚げ春巻き
・ブンチャー(肉はたたいた肉焼き)
・生春巻き
・ガーチエン(手羽先の唐揚げ)
・トウモロコシいため
・ほかデザートにラオカオ(層になった寒天 ココナツで作ると、自然に層になります)
やっぱり手作りがおいしいですね~~



2013年8月11日日曜日

大府の大ベトナム祭でパーティベトナム料理

大府市で行われた「大ベトナム祭」の懇親会の料理です。
名古屋市八事のトゥアンと、浜松のキムホア(?)から仕出しです。

・結婚などのお祝いなどに出る緑のもち米には緑豆あんがはさんであって、おはぎのようです。
・もち米と緑豆のチェーは、もち米がちょっと酸っぱくて、甘酒みたい
・胡麻のパン(bánh tiêu バインティエウ)は中が空洞です。tuoitre.vnによるとバインティエウはHà thànhのお菓子ではなく、元々はサイゴンのお菓子だと言うことです。

写真上 揚げ春巻き、キャベツのあえ物、お祝いのおこわ、ビーフン、鶏の唐揚げ
下 生春巻き もち米と緑豆のチェー 胡麻のパン(bánh tiêu バインティエウ)


2013年8月5日月曜日

これはうまい!ソイシェオ(ベトナムの緑豆揚げネギおこわ)

今日はベトナムのおこわソイシェオ(xôi xéo)を作ってもらいました。これは、日本にない味で、メチャクチャおいしいです。

ソイシェオは、ウコンで黄色く色を付けたおこわに、揚げたエシャロット、緑豆を蒸した粉、鶏の揚げ油(ネギの揚げ油でもいい)、ルオック(豚肉のでんぶふりかけ)をかけて食べる物で、混ぜ合わせて食べると、もち米のもちもちした感じと、緑豆と油とネギの香ばしさが混ざり合って、やみつきになります。

緑豆はボール状にした物(写真上の左)を削って粉にしてかけます。見ていてもおもしろいです。

緑豆のボールや揚げネギなど作るのに手間はかかりますが、一度作ると、大量に提供できるので、お祭りや法事などの時にはとても便利かもしれません。

----ソイシェオ(xôi xéo)のレシピ
材料:もち米、うこん、揚げネギ(本当はアジアによくある紫の小タマネギで作る)、ネギを揚げた油、緑豆

1 緑豆をひたひたの水でよく煮て、塩と混ぜてつぶして、野球のボールくらいの大きさに丸めます。
2 うこんを入れた水でもち米を炊きます。
3 炊きあがったおこわに、ルオック(豚肉のでんぶふりかけ)、揚げネギ、揚げ油、緑豆のボールをナイフでそいで粉末にした物をかけて、食べます。

※油は鶏の皮をカリカリに炒めて作った油でもおいしい

2013年8月4日日曜日

ベトナムの伝統的お菓子、ムット(砂糖漬)を作ってみました!

ベトナムに行くと、スーパーや市場に何十種類も並んでいる果物や野菜で作った砂糖漬「ムット」(ジャムのこともそういいます)。あれ大好きなんで、一度作ってみたかったんですよね~。

本日は冬瓜と人参、紅白できれいです。ベトナムでは冬瓜にはオレンジの花で香りを付けたり、オレンジの木の葉で包んで香りを付けたりするそうです。ほかにも、蓮の実やマンゴーなど色々なもので作ります。

ベトナム家庭料理をいつも教えてくれる先生ホアさん(花の意味 専門は水文学!)に、特別に頼んで作ってもらったんですけど、やあ、これ時間かかりますわ。参加された方が「お節料理づくりだね~と」言っていましたが、ホントそんな感じです。

でも、ちょうどりんごを12個ももらってしまったので、りんごで作ってみたいと思います。

ムットのレシピ 冬瓜と人参 (クリックで大きくなります)


2013年8月1日木曜日

結構多いベトナムのベジタリアン

アンチャイ(菜食)
ベジタリアンと言っていいのかどうかですが、ベトナム人で日を決めて菜食にする「アンチャイ」(お斎の意味)の人は、結構たくさんいます。仏教の影響です。

旧暦の1日と15日とか、仕事の都合で毎週日曜日とか、その日は肉も魚も、卵も魚で作ったヌオックマムも、臭いの強いネギも食べません。油も植物性の油だけです。トマトやみそはOKです。

でかわりに食べるのが、揚げ豆腐や豆腐です。味の素も入れますが、幸いに(?)とうもろこしから作ってあるそうですから、いいですね。(^^);