ここに決定版「ハノイの街の店料理」そしてその秘訣を紹介します。
■店の種類 色々あるけどこの8種類に尽きます。
1)コムビンザンあんなにおいしくて、おかずを何種類も選べて、あんなに安いなんてすばらしい!!
コムビンザンで作る料理は数十種類、配達もやっている。
なので店が小さくても、スタッフは多く、10人くらいいる。
2)フォーの店 焼きめしもあり
昔ながらの本格派の生フォーの店は今は少ない。
今は味の素味が多い、フォーも仕入れていると思う。
焼きめしも出すところが多い。(ヅアボー(漬け物牛肉)焼きめしがうまい)
3)ブンの店
ブンカー、ブンボー、ブンオックなど、めんにのせる物を変えて何種類かを出すが、
基本は同じトマトスープ&かに味噌味。
味の素を多量に使う。ブンは仕入れている。魚や貝の唐揚げは店で揚げる。
4)ブンダウマムトムの店
店タイプと路上タイプがある。専門店が多い。
店タイプでは、肉やさつま揚げを追加できる。ブンは仕入れている。
5)ブンチャーの店、バインクオンの店
専門店が多い。バインクオンだけは今でも1枚ずつ手作り。
6)バインミーの店、ソイ(おこわ)の店、揚げ物の店、お粥の店
どこにでもある。安さが売りの店。
7)カフェ
「アンサン」などと看板があって軽い食事をできる店もある。
8)お茶スタンド
青いプラテーブルのお茶(2000ドン)とジュースだけ出す店
お茶は七輪で沸かしている。
ほか、ブンゾックムンの店、フォーガーの店、バインダーの店、犬肉の店など専門店もある。
また、色々な料理や鍋を出すビアホイ、最近増えた海鮮料理ビアホイもある。
精進レストランもあるけれど、高級イメージである。
■ハノイの店の成功の秘訣
1)専門化している
フォーならフォーだけに集中しているので、安くておいしい。
食後のコーヒーやデザートは隣のカフェやチャー屋に行く。
2)分業化している
生ブンなどをジャストインタイムで入手できる。
3)食材の仕入れが簡単
そこら中に市場があるので、香草、チャイン(レモン)、肉など仕入れが超簡単。
4)作り方が簡単
基本的に料理の作り方が簡単。女性1人でやっている店も多い。
■ハノイの店のこれからの課題
1)増えそうなファミレス
車で出かけて、食事からデザートまで、同じ店で食べたい中間層も増えた。
今、ファミレスのような店が増えているが、今後も増えるだろう。
2)衛生面
これは、ベトナム人も悩んでいるところだろう。
しかし、きびしい規制をして、何も売ることのできない日本のようになるのだけは
やめて欲しいものだ。
せめて水道水の衛生が確保されて、手洗いが整備されるといいのだが。
しかし、きびしい規制をして、何も売ることのできない日本のようになるのだけは
やめて欲しいものだ。
せめて水道水の衛生が確保されて、手洗いが整備されるといいのだが。