2014年9月7日日曜日

日本にもあった、魚醬(ヌォックマム)

ベトナムやタイの料理に使われる魚醬(ナンプラー、ヌォックマム)
日本に秋田の塩汁(しょっつる)や、能登の魚汁(いしる)がありますが
今ひとつメジャーじゃありません。
でも、しょっつるなべおいしいよね!

魚などを塩漬けにした塩辛は、調味料より
どちらかというと、珍味としていたようですね。
今も塩辛は、日本では調味料でなく、酒のつまみですが。

今日、戦国時代末期の古田織部の手紙(江戸時代かも)を読んでいたら
(って、まだ読むって言うレベルじゃないんですけど)

贈り物のリストに
 ・唐納豆 (浜納豆/豆豉のことでしょうね) 1箱
 ・アワビぬか漬け 1桶
 ・鱧のなしもの 1壺
とあって、

「なしもの」は塩辛、または魚醤のことですから
昔は珍味として食べたんだなあと思いました。

現代にも「鱧の子の塩辛」という料理があるそうですが
長期保存はむずかしそうなので
やっぱりこの文書(もんじょ)に書いてあるのは
鱧全体の塩漬けかな

唐納豆(浜納豆)も、大豆を発酵させて、塩辛い調味料にするので
アンチャイ(精進料理)版 塩辛/魚醬みたいなものですね

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